東京スカイツリーの天望回廊。この高さまで来ると写真下部の展望デッキと地上の距離感が分からなくなる。窓から見える風景は非現実的で，現実世界である地上すら空想の町並みに思えてくる。それは宇宙要塞を窓越しに見下ろす映画のワンシーンのよう。
撮影場所
人気の観光スポットである東京スカイツリー。空いていれば天望回廊でもゆっくりとカメラを構えて写真を撮ることができるが，それほど広くないので三脚を使うのは迷惑になるかもしれない。
夜景を撮るには少々難しいと感じた。窓が湾曲しているので，どの角度で構図を構えても室内の照明の光が窓に反射して入り込んできてしまう。カメラを窓にくっつけることができれば解決できるかもしれないが，回廊部と窓まで距離があるためそれも難しい。暗くなればなるほどその影響は強まるので，CPLを使いつつ影響の少ない構図を選ぶか，日没後の明るさが残る時間帯を狙うなどの工夫が必要だろう。今回はあえて照明を取り込んでみた。
撮影データ
- Camera: SONY a6300 (ILCE-6300)
- Lends: SONY Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS (SEL1670Z)
- Settings: 1/20s, f7.1, ISO-1000
- Date: 2017-02-02 17:24